木槿

今日のイッピンはむくげです

 

 

 

 

 

 

 

暑さで人や植物が元気のなくなる季節に、次々と大きな花を咲かせるむくげは、盛夏を彩る代表的な花木と言えます。中国の原産で韓国の刻下としても知られています。日本には平安時代以前に渡来し、古くから庭木や生け垣として栽培されてきました。ハイビスカスなどと同じフヨウ属ですが、フヨウ属のなかでは寒さに強いため、日本だけでなく欧米でも夏咲きの花木として親しまれています。どこの庭でも植えられているように栽培は容易です。一般に栽培される赤紫色のムクゲ以外にも、さまざまな花形や花色の品種があります。ムクゲの花の咲く期間は6月中旬から10月中旬位まで咲くので、たくさん楽しめます。

ムクゲの花言葉

ムクゲの花言葉は「信念」、「新しい美」です。花言葉の由来はムクゲの古い学名は「Althaea frutex(低気のタチアオイ)」。タチアオイは12世紀頃に十字軍によってシリアから運ばれてきたことから、花言葉の「信念」はこの十字軍にちなむと」いわれます。「美しい美」の花言葉は、新たな花が次々と咲き続けることに由来しています。早朝に花を開き、夕方にはしぼんでしまうことから、人の世の短い栄華(はかないこと)のたとえで槿花(きんか)一朝の夢と表現されています。しかし新たな花が次々と咲き続け、夏から秋にかけて長期間楽しむことができます。これから散歩などで見かけることが多くなると思います。もし見かけたら立ちとまってみて観ませんか?