今日のイッピンはゴーヤです
夏になるとベランダや庭先に、ゴーヤーのツルをカーテンのようにして日差しを避ける「ゴーヤーカーテン」をよく見かけます。意外と簡単に取り組めるゴーヤー栽培は人気があり、いまや夏の風物詩です。また、近年ではゴーヤーの品種も増えています。品種により苦味など味も異なるので、色々な料理に食されています。
ゴーヤの歴史
「ゴーヤ」といえば、沖縄から全国に広まったんですよね。と思っていませんか? 私自身もそう思っていましたが、実はそうではなくて、原産地は「インド」を中心とした東南アジア0なので驚きですよね。その後、日本には1596年から1615年に伝わってきました。 そして、さらに驚きなのは、未だに初めて沖縄にゴーヤがきた時期は、明確にされていないようです。今では、ゴーヤといえば沖縄料理で当たり前になっているのに、不思議ですよね。 ゴーヤの別名ニガウリは、1713年、すでにその名称が付けられていたことから、その以前から沖縄に存在していました。
美肌にゴーヤ
ゴーヤーの主な栄養素は、余分なナトリウムを体外に排出して血圧を正常に保つ働きがあるカリウム、また活性酸素などで体内の酸化(老化)を防ぐ作用や、鉄の吸収を助ける作用、メラニン色素の生成を抑える作用があるビタミンC、DNAの材料で成長に欠かせない葉酸、髪や皮膚の潤いを保つ作用があるパントテン酸など栄養満点です。
紫外線や大気汚染などで、体内に活性酸素が溜まると細胞を傷つけ、老化の原因となります。強い日差しにも負けず育つゴーヤーは、ビタミンCが豊富でこの活性酸素を除去する抗酸化作用があり、アンチエイジング効果があります。
ゴーヤの栄養価に注目されると、沖縄県だけではなく他府県にも生産が行われ、昭和61年にゴーヤの品種改良が行われ、全国へと広まったんだそうです。中には、苦いから嫌いという方もいると思いますが、調理法によって苦みが軽減される料理もありますので、是非、暑い夏のイッピンとして食べてみてください。