今日のイッピンは苺(イチゴ)です

いちごと聞くとクリスマスケーキなどの上にのっているものなので季節は「冬」だと思っていませんか。実はイチゴ本来の旬は5月頃なのです。町のスーパーなどでは、だいたい11頃から並び始めます。この時期に大量のイチゴの需要があるため、冬に収穫出来るように育てて出荷されるので、かなりの人が旬は「冬」だと思っているようです。そんな「イチゴ」について調べてみましょう。

イチゴはビタミンCが豊富

イチゴはビタミンCの王様と言われています。イチゴを一日3粒食べれば、成人が一日に必要とするビタミンCをまかなえるそうです。それに、ビタミンCは水溶性ビタミンなので、食べ過ぎてもちゃんと体外に排出されるので害にはなりません。また、甘味成分もキシリトールという、虫歯をむしろ防止する成分が含まれているので、虫歯にもなりにくいそうです。よく、レモンがビタミンCの代表のように扱われますが、実はレモンの果実にはビタミンCはあまり含まれていません。ビタミンCを多量に含んでいるのはレモンの皮の方で、普通はレモンの皮なんて食べませんから、レモンの果汁だけをいくら飲んでも、ビタミンCはあまり摂取出来ないそうです。その点、いちごは表面の薄い皮から種までそのまま食べるので、ビタミンがたっぷり含まれているというわけです。

美味しいイチゴの選び方

1.ヘタが濃い緑色をしている

美味しいイチゴを見分ける場合に確認しやすいのが「ヘタ」の部分です。鮮度が良いイチゴは、ヘタが深い緑でキレイな色をしています。たくさんあるイチゴのパックの中から美味しいものを選ぶ際は、まずヘタの色をチェックしてみましょう。

2.軽く上に反り返っているものが新鮮。

ヘタは色だけでなく、形も重要なポイントとなります。ヘタの先がやや上に反り返っているものは鮮度がよく、おいしく食べることができます。

3.実が鮮やかな赤色をしている

美味しいイチゴを選ぶ場合、実の色をチェックすることが多いと思います。実は赤みが濃いものは甘く、薄いものは酸味が強いことがあります。できれば赤みが強く、きれいな色合いのイチゴを選びましょう。

4.ヘタの周りまで色づいているものが美味しい

パックで購入したイチゴの中には、ヘタ周りが白っぽいものと赤いものがあります。より美味しいイチゴを見分ける場合は、ヘタ周りまで色づいているものを選びましょう。こちらの写真では右側のイチゴがより甘みが強く、美味しいイチゴです。

5.表面のつぶつぶが立っているもの

パックの外からでは少し確認しづらいですが、実の表面にあるつぶつぶが立っているものがおすすめです。熟成が進み、表面が柔らかくなってきているものは早めに食べるようにしましょう。

苺の豆知識

いちごの取り扱いで気をつけなければいけないのは、苺のヘタを取る時には、必ず苺を洗ってからヘタを取るようにすることです。ヘタを取ってから洗うと、苺が切り口から水を吸って、美味しさが半減してしまいます。また、すぐに食べない場合は、ヘタをとらない方が良いでしょう。ヘタをとって長時間置いておくと、やっぱり美味しさが落ちてしまいます。

人は、旬のものを食べるのが一番健康に良いと言います。科学的に糖度を計れば冬のほうが甘いかも知れませんが、体が求める本当のおいしさは、旬である「春」と思ったりします。