太刀魚

今日のイッピンは太刀魚です

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は久しぶりに大きなサイズの太刀魚の塩焼きを頂きました。私の指が6本並ぶサイズの大魚です。これだけでお腹がいっぱいになります。

この太刀魚という名前は太刀(たち)のように見える魚体に因むという説や、体を立てて「立ち」泳ぎする様子が由来する説などがあります。分布は北海道沿岸~九州南岸の日本海、東シナ海、太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海、海外では渤海、黄海にも分布します。太刀魚は底引き網でまとまって獲れることが多く、そういったものは安値ですが、大型で釣りによって獲られた状態のいいものは高級魚として扱われています。

 

太刀魚は意外に脂の多い魚です

太刀魚は白身でとても淡泊な印象があると思いますが、実際はとても脂質が多い魚なんです。100g中の成分では、なんとタンパク質より脂質の方が多いという珍しい魚なんです。脂がのっている割にそんなに感じられないのは、オレイン酸が多い魚なので、脂が多いとはいっても、悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあるので安心して食べられる魚です。

DHAやEPAがたっぷり

太刀魚に含まれる脂肪酸の中には脳細胞や神経細胞の発達や機能維持に重要な働きをすると考えられているDHAが100g中1400㎎と非常に大岐含まれており、これは血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあるともいわれています。また、血圧や血中脂質濃度を下げる作用があるとされる EPAも970㎎/100gと多く含まれています。

脂溶性ビタミンのA,D,Eを多く含む

太刀魚には脂溶性ビタミンであるビタミンAをはじめ、ビタミンDやビタミンEを多く含んでいます。ビタミンDには骨の形成や維持に必要なカルシュウムやリンの吸収を助ける働きがあるとされ、ビタミンEやAには抗酸化作用があり、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立つと考えられています。肉食が進む中、魚を食べて健康維持が必要ですね。