今日のイッピンは紫陽花です
日本には梅雨があります。この季節は湿度が高くじめじめとしていますがこんな季節に一番映えているのが紫陽花です。紫陽花は「あじさい」という呼び名が先に生まれて、後に「紫陽花」の漢字があてられたという説が有力です。あじさいと言う言葉の由来は、「あづさあい」または「あずさい」であるとされています。「あず」が「集まる」を意味し、「さい」「さあい」は「青い/藍色」ということで、「藍色/青いものが集まった」という意味になります。これがなまって、「あじさい」に変化しました。「紫陽花」の漢字についてはこの表記方法は、「当て字」という説が有力です。この書き方が使われるようになったのは平安時代で、唐の国で別の花の名前だった「紫陽花」を「あじさい」の当て字として使ったのが始まりとされています。確かに、音読みにしても訓読みにしても「あじさい」とは読めないですよね。ちなみに中国では紫陽花のことを、別名に挙げた「八仙花」と呼ぶそうです。
花の色の違い
紫陽花はまったく同じ花でも植える場所で色が違う場合があります。色が違うのは、土の性質の違い(酸性とアルカリ性)によるのです。他にもあじさいの花の色を決めているものがあります。それは、「アントシアニン」(ブルーベリーに多く含まれています)と「補助色素」と言われる色素です。この二つは、あじさいの花の中に含まれているものです。そして、あと一つは金属の「アルミニウム」が関係しているそうです。花に、アルミニウムが関係しているなんて以外ですよね。アルミニウムは土の中にあるのですが、土が酸性ですとアルミニウムはとけて根から吸収しやすくなります。そうすると紫陽花の花の色は、青色になります。
葉には少量の毒
紫陽花の葉っぱには毒があると言われています。猛毒という程では無いので、それを食べてしまったらと言ってすぐに死に至る訳ではありません。ですが、毒は毒なので中毒症状を起こす事も考えられます。子供の場合は、大人よりも消化器官が未熟なのでより重い症状になってしまう事もあるかもしれません。そうならない為にも、誤飲などをしっかりと注意してみておくことが重要です。庭にある葉を大量に食べることはそんなにあることではありませんが、幼い子供は何に興味を持つかわまりません。気をつける必要性があるものは、安全管理のためのには必要なことですね。