今日のイッピンはブロッコリーです
世界シェア50%以上を誇る ブロッコリーはキャベツやカリフラワーと同じアブラナ科で、原産地はヨーロッパ地中海沿岸と考えられています。 ローマ帝国時代には野菜として栽培され始め、中世になってヨーロッパ中に広がりました。 … 1923年にイタリアから移民してきた生産者が本格的な栽培を始めたといわれています。
ブロッコリーが原産地のイタリアのみならず広くヨーロッパ各地で食べられるようになったのは、大体17世紀頃のことである。そして19世紀後半になるとイタリアからアメリカへ移住する人々が急増し、それを機にブロッコリーがアメリカへ広まったのではないかと考えられる。
日本に渡ってきたのは、海外文化を積極的に取り入れてれるよう働きかけていた明治初期のこと。ところが他の野菜に比べると傷むのが早かったブロッコリーは、なかなか当時の人々には受け入れられなかった。
第二次世界大戦後には国内でも栽培されはじめるが、同じく明治初期にやってきたカリフラワーの方が人気があったようで、その流れは緑黄色野菜の栄養素が注目を浴びるようになる1980年頃まで続いてしまったらしい。